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相場格言(その4)

世の中には、先人の知恵を伝えるさまざまな金言・格言があります。ゴルフにはゴルフの格言が、釣りには釣りの格言があるように、株式投資にも先人達の数知れない取引の中の成功や失敗から生まれた、株式投資をする者にとって示唆に富んだ格言があります。このコーナーではそれら株式投資に関わる格言を集めてみました。

仕掛けの心得

最後の五分間より最初の五分間

相場は最初の仕掛けがもっとも大事なものであります。仕上げよりもどこで仕掛けるか、そのタイミングが何よりも大事で、相場においてはそれが特に言えるわけです。

仕掛けは恐る恐るしかも大胆に

相場は仕上げよりも仕掛けであります。それだけに仕掛けるタイミングは非常に難しいものです。その上、仕掛けるとなれば大胆にやらなければチャンスは逃げ去ってしまうものなのです。

商いを仕掛ける時はまず損金を積むべし

売買を仕掛ける場合には損を最小限にとどめる事が肝要です。そのためにはどこまでの損金で止めようという心構えを予めたてておき、自己の思惑に反した時は機械的に手仕舞うことが大切なことです。つまり、売買注文を出した時は逆指し(損切り)の注文を同時に出しておくくらいの心構えが必要だというになります。

思いつき商いケガのもと

「思いつき商い後悔の因」ともいいます。わずかなニュースや相場の上下に惑わされ、とびつき売買をするようですと余程のタイミングでなければ利は生まれないものなのです。

正しい判断は絶望の中から生まれる。

安易な気持ちで相場に対処して損を重ねると、最後にはどうしてこうなったのだろうという反省から正しい判断ができるようになるもの。

仕手につくのは最初だけ

仕手戦、仕手相場の本質を鋭く指摘したものといえます。仕手が相場を仕掛けた段階では時流に乗っていますが、その終末期において仕手は自己の玉を生かすため振い落しなどの手を打つこともあります。「1割、2割は世の変動、3割以上は人の変動」というのがありますが、人の変動につられないようようにしなければならないのです。

一割、二割は世の変動、三割以上は人の変動

相場が一割、二割動くことはよくあることです。しかし、三割以上となると仕手あるいは何らかの人為的行為よって動くものであり、相場がひとつの限界線にきていることを示すものです。つまり、「三割高下に向え」となるわけあります。

三割高下に向かえ

買値から3割も上がれば有頂天になり、もっと上があると手放せなくなくなるもの。反対に買いたいと思った位置から3割も下がれば怖くて手が出ず、最高の買い場を逃してしまいます。3割と言う数字は人の心を動かし易い数字かも知れません。一般に3割は相場の転換点となる事が多いのも事実です。買いはともかく、売り場だけは逃さない事が大切です。

順商内と見定めたならば、万両も一手に乗せが、智の秘密なり

「三猿金銭録」に出ている格言の一つである。順商内というのは思惑が当たった時という意味で、自分の思惑通りの相場展開になったときは一気に仕掛けることが必要であり、それが勝利につながるとしています。

下がる理と皆人ごとに極めたる、大小ザヤに買いの種まけ

「上がる理と皆人ごとに極めたる、大小ザヤには売りの種まけ」の反対対句。この相場は下がるとみて売り込まれている相場において逆に人気に逆らって割安を買うつもりで買っていけということを示しています。人の意見が一致しているときはそれは間違いであるという例証のようなものです。

大玉を張るを誇りとするなかれ

無論、資金が豊富であればそれだけの玉を建てることは可能であります。玉をはわすこと自体は容易にできるますが、手仕舞う事は簡単にできないものなのです。大玉をはわすと自己の玉の重みでつぶれてしまうこともあります。

行き過ぎもまた相場

相場とは往々にしてムダがあるもの。これ以上の高値をつければ誰も消費できない。あるいはこれ以上の安値をつければ原料代も出ないということが解っていても、相場は理論的な高値・安値を行き過ぎてしまうものです。行き過ぎたところこそ売買の絶好の仕掛け場だというわけ。

売り落城の高峠、阿呆になりて売りの種まけ

売り方が踏んでいる時はどうしても相場は急上昇を演ずるもので、売り方が踏み終われば・・・と解っていながらもなかなか売りきれないものであります。しかし、こういう場面では火中の栗をとるつもりで売り出動せよと教えているのです。

初押しは買い

勢いよく上げた相場が、行きつかえて初めて押し目らしい押しが入った。この押しは材料のいかんにかかわらず買いを入れよと昔からの経験則に基づいた言葉。特に本格的な上げ相場となったら、絶対に買い付くべしとまでいわれる。




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