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その10
相場格言(その10)
世の中には、先人の知恵を伝えるさまざまな金言・格言があります。ゴルフにはゴルフの格言が、釣りには釣りの格言があるように、株式投資にも先人達の数知れない取引の中の成功や失敗から生まれた、株式投資をする者にとって示唆に富んだ格言があります。このコーナーではそれら株式投資に関わる格言を集めてみました。
時機の心得
相場に待ったはない
相場は毎日動くものです。予想と違った動きだといってみた所でどうなるものでもない。相場を待つことはできるが、相場に待ったをかけることはできません。
商いは急がず時を待て
これは「兜町は明日ある」と同義語です。売買を仕掛ける時は決して急いてはならず、仮に自分が信じた通りの相場展開にならなかったとしても、それをくよくよすることなく、次のチャンスを待てということです。人は勧誘されるとすぐ仕掛けたくなるものですが、決してそういうことをしてはならないという意味でもあります。投機というのは機に投ずるものであって、投ずべき機はそうそうあるものではないのです。
一生涯の機会はその機会の存在中に利用せざるべからず
絶対的なチャンスを迎えた相場、あるいは自己の思惑通りに動く相場に出会うことがあるのであれば、その機に乗じ全力い傾けなければならない。余程の人でもなければそうした機会はめったに見いだせるものではありません。俗にいえば「ツイたらツキに乗れ」ということでありましょう。放置すれば絶好の機会は逃げてしまうものです。
木は庭に植えず山に植えよ
木を庭に植えると常に目の前で眺めている為、なかなかその成長に気づく事はできません。山に植えておけばたびたび見る事はないので、忘れがちとなりますが、いざ山へいってみると意外とその木は大きく育っているものです。相場においては、仕掛けたあと出張などから帰ってくると意外と伸びている事があるのがのがそれにあたります。
順乗の空腹上がりなり、秋名月に買いの種まけ
これは米相場時における格言です。天候商品において新年度が旧年度より上ザヤとなった時には、これに乗じて買っていけと教えています。年度替わりに行う構造・需給の変化を見逃してはならないということ。特に穀物相場においては覚えておいてもらいたい格言の一つです。
急いては事を仕損じる
これは一般的な格言である。急ぐということはそこに一種のあせりが生じるわけで、情勢を冷静に分析する余裕がなくなり、結果として天井買いの底売りとなってしまうものなのです。
下がるも理、時至らねば下がるまじ、買い急ぎするは大たわけなり
理論的には相場は下がる状況にあってもその勢いがまだ熟していない時はなかなか下がらないものです。だからといって底意が堅いのだろうと解釈して買っていったりすると、そのとき相場は下げ始めるものです。理論と現実との相違、そしてその時々に揺れ動く人間心理を述べた格言です。
三日待つべし
相場が弱く見えるときは、冷静に三日待ってみよという教訓です。好材料を耳にしたが相場に変化が無く、迷ってしまったときなどに三日待って相場の反応を見ようということである。結局、自分が強気の時は、他人も強気。自分が弱気の時は、他人も弱気ということである。
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